翻訳と辞書
Words near each other
・ vociferate
・ vociferous
・ VOCL
・ Vocoder
・ VOCs
・ VOD
・ Voda
・ Vodacom
・ Vodafone
・ Vodafone 2G
・ Vodafone 3G
・ Vodafone 702MO
・ Vodafone 702NK
・ Vodafone 702NK II
・ Vodafone 702sMO
・ Vodafone 703N
・ Vodafone 703SH
・ Vodafone 703SHf
・ Vodafone 705SH
・ Vodafone 705T


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

Vodafone 3G ( リダイレクト:SoftBank 3G ) : ウィキペディア日本語版
SoftBank 3G[そふとばんく すりーじー]

SoftBank 3G(ソフトバンク スリージー)は、携帯電話キャリアであるソフトバンクが提供する2GHz/1.5GHz/900MHz帯を使用した第三世代携帯電話サービス及びそのサービスに対応した端末を指す。通称S3G。旧称はVodafone 3GV3G
もともとボーダフォン日本法人は第三世代携帯電話サービスを、日本国外との国際ローミングが可能なことを前面に出した「ボーダフォングローバルスタンダード」(''Vodafone Global Standard''=以下VGS)の名で2002年にスタートさせたが、加入者が伸びず、パケット定額制など新サービスを始めるのを機に2004年12月に名称をVodafone 3Gに変更した。
ボーダフォンからソフトバンクモバイルへの社名変更により、2006年10月に現在の名称に変更した。
== SoftBank 3G開始の背景 ==
従来の機種は、通信方式に日本独自のPDC方式が使われていた為、日本国外で使用する事が出来なかった。そこで、内外両方で使用できる様に、をはじめとしたほとんどの国で主流となっている第2世代移動通信システムGSM」と、NTTドコモノキアエリクソンシーメンスなどヨーロッパの機器メーカーとの共同開発による第3世代移動通信システムW-CDMA」の両通信方式に対応させたものである。
同じW-CDMA方式であるNTTドコモのFOMAに遅れること1年強経過した2002年12月20日に、「Vodafone Global Standard」(略称VGS)としてサービスが開始された。これは、FOMAより新しいW-CDMAの国際標準規格Release4(別称:Release2000)に仕様を合わせたためである。当初の予定では2001年12月に3Gサービスを予定していた〔W-CDMAサービス開始を延期!Jフォンが発表 (2001年12月22日時点のアーカイブ)〕〔J-フォンが次世代携帯電話サービス開始を延期 (ITmedia News 2001年3月6日)〕〔次世代携帯電話サービス導入を延期するJ-フォンの思惑 (ITmedia News 2001年3月6日)〕。
最初に発売された3G端末は試験的な意味合いが強く、電話ショートメッセージ(短文のメール)が送受信できるのみで、販売店も限られていたが、2003年12月1日に発売されたV801SAは、「写メール」「ボーダフォンライブ!(現Yahoo!ケータイ)」などに対応した。しかし、その後発売されたV801SHともども、着うたなどの機能を前面に押し出すも、それ以外の性能がPDCハイエンド機より劣っている、使えるエリアが狭い、電池の持ち時間が短いといった初期のFOMAと同じ問題が山積みであったため、契約者数は伸び悩んでいた。
一方、国内向け機種とは別に、海外ローミング専用端末としてGSM方式のモトローラV66を安価に提供し、料金面ではグローバルコールプラン(海外使用のみであれば基本料金が非常に安い)を導入し、海外渡航者へアピールした。この施策は一定の成果をあげたが、3GサービスであるはずのVGSでGSM海外ローミングのみの利用者が増えるという矛盾もはらんでいた。
2004年12月に、「Vodafone 3G」にサービス名を変更するに伴い、メール機能やボーダフォンライブのファイルサイズ拡張などが行われた新シリーズVodafone 902、802、702シリーズを投入。合わせて、パケット定額制プラン「パケットフリー」の運用もスタート。これらにより、3Gで先行する2社への巻き返しを図った。しかし、端末を海外と共通化したことにより、ユーザインタフェースの変更、機能不足、対応サイトやコンテンツの少なさなどに対する不満の声が大きく、また致命的な不具合を抱えた機種が多かったことなどから利用者の離反を招いた。
2005年後半からは、上記の欠点を克服した新機種の投入や、各種定額制サービスの導入により、再度の巻き返しを図った。
2005年7月25日から、MVNOによる法人向けVPNアクセス回線限定ながら、Vodafone 3G回線を利用した定額料金でのPC等外部接続が日本通信より提供開始された日本通信、3Gで定額制──ボーダフォン回線使う ITmedia〕〔日本通信、法人向けデータ通信サービスでボーダフォン3Gデータ通信を利用した「Secure PB 3G ビジネス定額」を提供開始 日本通信株式会社ニュースリリース〕。
Vodafone 時代は、主力サービスであるはずの3Gユーザー数増加は遅れていた。しかしVodafoneからソフトバンクとなり様々なサービスを打ち出したことに加え、2007年度いっぱいで2Gの新規契約受付を終了したこと、MNPでの他社からソフトバンクへの転入は3Gに限って認める等の3G誘導策を強化したことにより、2Gから3Gへの移行が順調に進むようになった。2007年8月に契約者数が1,000万件を突破し、2009年2月末の段階では全ソフトバンクモバイルユーザーに占める割合も全体の9割近くに達した。
そして2008年7月3日の報道向け発表で2010年4月以降3Gとそれ以降の世代のサービスに一本化することを明らかにし、実施された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「SoftBank 3G」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.